◆1999年4月第4週のぶりてんコラム◆




4月21日号 NO.223
『ニューヨーカーへの道』〜ウンコタレとの付き合い方〜
 さて今回は、「ウンコタレとの付き合い方」をお届けすることにしましょ う。
 ニューヨークの日本人社会には、たくさんのウンコタレどもがおります。
 死ぬほど根性の悪いヤツ。
 弱きをくじき、強きを助けるヤツ。
 人の幸せが許せないヤツ。
 などになります。
 そういう連中をここでは「ウンコタレ」と呼ぶことにいたします。その 点、ご了承ください。
 ニューヨークに長く住んでおりますと、とんでもない野郎に会うことがあ ります。
 まだ私は実際には会ったことがないのですが、有名なのは「てめえなんか ニューヨークに住めないようにしてやる!」とほざくウンコタレ野郎です ね。
 そういうバカに遭遇したことのある方は、是非ともその詳細を教えていた だきたいところです。一体彼らは何を根拠にそんなことが言えるのか、非常 に興味があります。
 大体そのセリフを口にするのは男性みたいですね。それも結構トシが行っ てる場合が多いようです。
 ヒゲを生やしてるヤツに多い、という説もあるのですが、それは遭遇者の 方々の判断にお任せすることにしましょう。
 彼らはたいがい短気で、態度がデカく、ニューヨークのことなら何でも 知ってるという顔をしてるのですが、それはただ単に顔が広いだけだったり します。
 素直に従ってる間は「よしよし」とかわいがってくれるのですが、一度で も逆らうと彼らはその本性を現わします。
 特に若い人たちに対してはやたらと高慢で、今まで何人もの若い衆が彼ら に泣かされてきました。
 通常、彼らとの最後のコンタクトの際に聞かされるのが、上記の「てめえ なんかニューヨークに住めないようにしてやる!」ですね。これがシメのセ リフになって、彼らとの関係はその時点からプッツンすることになります。
 「彼らはなんのつもりでそういうセリフをはくのか」ということについて はいろんな説があるのですが、共通しているのは、彼らには実際「てめえな んかニューヨークに住めないようにしてやる!」ような力はないということ です。
 彼らは権力・権威にコビます。そして自分のほうに取り込んだ他人さまの 権力・権威を自分自身の権力・権威と勘違いし、それを使って先のセリフを 吐くことになります。
 でも現実には、彼らには力などないわけでありまして、その「ニューヨー クに住めないようにしてやる!」は、ただただむなしくニューヨークの空に こだまするだけだったりするのであります。
 というわけで、こういう人間たちとの付き合い方ですが、ベストな方法は やはり付き合わないようにすることではないでしょうか(おいおい)。
 でも、仕事の関係等で、どうしても彼らと接触しなくてはならない場合も あります。そういう時はどうしたらいいのか。
 最初から一定の距離を置いてしまう方法もありますね。「こいつ、恐い な」とか「こいつ、無愛想だな」なんて印象をショッパナからテキに与えて しまうことによって、向こうがこちら側に踏み込めないようにします。
 ただ、それは、相手が”そういう”ヤツであることがわかってる場合であ りまして、普通そこまで見通せる人はいないわけですから、ま、非現実的な 方法と言えばそうですな。
 はっはっは(笑っとる場合か)。
 うむ〜、何かうまい付き合い方はないもんですかねえ。
 ・・・・・・ないね。
 結局、そういう輩(やから)とは出来るかぎり接触しないのが一番のよう に思われます。
 今、この文を読みながら、「ホントにそんなこと言うヤツいるのかなあ。 でも、いたらサイテーだよな」なんてことを考えてるアタナ、いつの日かア ナタ自身がそのセリフを口走る時が来るかもしれません。そしたらアナタこ そサイテーな人間ですぞ。
 お互い気を付けたいものです。
                       徹
  

「ぶりてんNuts」編集部


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